【日本セキュリティアナリストカンファレンス JSAC2024】振り返り

日本セキュリティアナリストカンファレンス2024（JSAC2024）が1月25日～26日に開催されました。JPCERT/CCが主催する当イベントは、セキュリティアナリストが一堂に会し、インシデント対応や分析に関する技術的知識の共有を目的としています。

今回は、TeamT5脅威インテリジェンスチームの研究員であるYi-Chin Chuang氏とYu-Tung Chang氏が、「Unveiling TeleBoyi: Chinese APT Group Targeting Critical Infrastructure Worldwide ''」というタイトルで、中国APTグループTeleBoyiによる世界のインフラを標的にした攻撃や手口についての分析を発表しました。

スピーチのスライドはカンファレンスの公式サイトでダウンロードすることが可能です。

📌タイトル：Unveiling TeleBoyi: Chinese APT Group Targeting Critical Infrastructure Worldwide

サイバー攻撃は日常的に発生しており、攻撃者の手口は常に変化しています。 それらのインシデントを分析・対応するエンジニアは、日々変化するサイバー攻撃の手法に対応できるよう、スキルを向上させる必要があります。 しかし、日本ではインシデント分析・対応の技術や知識をエンジニア同士で共有する機会が少ないです。だからこそ、 セキュリティアナリストが一堂に会し、インシデント対応に関する技術的なノウハウを共有することで、サイバー攻撃に対する個人および全体の能力を強化することが望まれます。

そのため、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター（JPCERT/CC）では、サイバーセキュリティのイベント分析・対応技術の交流の場として、JSAC（Japan Security Analyst Conference）を毎年開催しています。 当カンファレンスでは、日々セキュリティインシデントに対応しているセキュリティアナリストたちが、進化し続けるサイバー攻撃の現状と将来について情報交換を行います。

詳細情報はこちら：JSAC 官網

画像提供：JSAC